ソニーは9月2日、同社の各種ネット対応デバイスにコンテンツを配信する新しいネットワークサービスプラットフォーム「Qriocity」を家電展示会IFAで発表した。

Qriocityはこれまで「Sony Online Service」という仮称で呼ばれていたもの。同社はこのプラットフォームを活用して、テレビやBlu-ray機器、ゲーム機、PCなどネットワーク対応デバイスに、動画、音楽、ゲーム、電子書籍などを配信するサービスを展開していく。

第一弾として、同社は今年の4月から動画ストリーミングサービス「Video On Demand powered by Qriocity」を米国で提供しており、これを今秋、欧州5カ国(フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、英国)に拡大する。20th Century Fox、Paramount Pictures、Sony Pictures Home Entertainment、Walt Disney、Waner Bors.などの映画を、ネット対応のBRAVIAやBlu-rayプレーヤー、ホームシアターシステムに有料配信する。

またクラウド型音楽サービス「Music Unlimited powered by Qriocity」も年内に立ち上げる。クラウド上に保存された多数の楽曲を利用できるサービスで、まずはネット対応BRAVIA、Blu-rayプレーヤー、ホームシアターシステムの2010年モデル、プレイステーション 3(PS3)、VAIO向けに提供し、徐々に携帯デバイスにも拡大する。このサービスの詳細については今後発表するという。

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